GitHub Copilotとは
Copilotとは副操縦士(機長の補佐役)のことです。副操縦士である、AIプログラマーが条件にあったコードを提案してくれることで、コーディングの効率化が期待できるサービスです。
サービス提供開始時は、有料サービスでしたが、2024年12月から無料プラン(GitHub Copilot Free)が登場しました。
教育関係者(学生・教員)は、GitHub Educationに登録することで有料プラン(Copilot Pro)を使用することもできます。
(参考)各プランの比較
GitHub Copilot Freeを使う
GitHub Copilot Freeは、Visual Studio Code内で使用することができます。
①Visual Studio Codeを起動し、ウィンドウ右下にある、copilotアイコン をクリックし「copilotの設定」を選びます
②サインイン>GitHubアカウントでサインインを選びます
③画面の指示に従って許可を行います
Copilotの設定をする
使用を開始する前にプライバシーに関する項目を確認しておきます。
- 自分が書いたコードを学習利用することを許可するかどうか
- パブリックコードと一致するコードを受け入れるかどうか
GitHubのsetting画面から設定できます。
https://github.com/settings/copilot(Settings > Copilot > Privacy)
▶パブリックコードを受け入れるかどうか
Suggestions matching public code (duplication detection filter)
Copilot can allow or block suggestions matching public code. Learn more about code suggestions.
GitHub上のパブリックコードと一致するコードの提案をブロックします。著作権を侵害するリスクを低減するものになるので「Blocked」しておくことをおすすめします。
▶製品改善のために自分のデータを使うかどうか
Allow GitHub to use my data for product improvements
Allow GitHub, its affiliates and third parties to use my data, including Prompts, Suggestions, and Code Snippets, for product improvements. More information in the Privacy Statement.
▶AIのトレーニングに使うかどうか
Allow GitHub to use my data for AI model training
Allow GitHub, its affiliates and third parties to use my data, including Prompts, Suggestions, and Code Snippets, for AI model training. More information in the Privacy Statement.
コードを流出させないようにする場合は、チェックを外すようにします。
Copilot Proを使いたい場合
30日間は試用期間がある他、GitHub Educationに登録することで、無料で使用可能です。
GitHub Educationへの登録
教育機関がEducationに登録していない場合でも個人で申請が可能です。条件は次の通り。
- 高等学校、中等学校、大学、ホームスクールまたはそれに類似した教育機関で、学位を取得できるコースに現在在籍している
- 学校が発行した検証可能なメールアドレスを持っているか、現在の在学状況を証明するドキュメントをアップロードしている
- GitHub 個人アカウントを持っている
- 最低でも 13 歳以上であること
①Github Educationのページにアクセスし「Join Global Campus」をクリック
②「Sign up for Student Developer Pack」をクリック
③「Get Student benefits」をクリック
④画面の指示に従い、登録を進める
- 大学発行のメールアドレスを登録
- 教育機関名を入力(メールアドレスから自動認証されることもあります)
- 利用目的を入力
- 学生証の写真のアップロード(端末のカメラでの撮影も可)
参考:
申請が通らない場合
順調に手続きが済めば、許可が下ります。うまくいかない場合は、まずは次のことを試してください。
- 自宅ではなく、学内のネットワークから接続する(位置情報を通知するため)
- アカウントの請求先名・住所に教育機関の住所を入れる
- 氏名を本名にする
- 英訳が載っている証明書を使う、英訳を添える
利用上の注意点
最終的には、利用者側のチェックが必要です。不明な部分がある場合は、内容について、自分で調べたり、Copilotに解説を依頼するなどして、何をしているコードなのかを把握した上で使用してください。
参考