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Nagashima Laboratory

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レスポンシブデザイン1

フォルダ:responsive_sample_01

HTML+CSSを書き換え、画面サイズに応じて、レイアウトが変化するようします。

レスポンシブデザイン(Responsive Design)とは

  • デバイスの画面幅や解像度に合わせてレイアウトを変化させる技法のこと
  • responsive=反応する
  • コンピュータ〜タブレット〜スマートフォン、各サイズについて、複数のサイトを用意せず、1つのウェブサイトデータで対応させる
  • 現在では、多くのサイトで、コンピュータよりスマートフォンからの閲覧が多数を占めることもあり「スマートフォン向けサイトを優先的に制作する」モバイルファーストで制作することが主流
  • レスポンシブデザイン(ウィキペディア)
  • レスポンシブデザイン(Mozilla)
  • レスポンシブデザイン(Google画像)

コンピュータ上でのレスポンシブデザインのシミュレーション

  • ブラウザ幅を広くする〜狭くする
  • ブラウザのレスポンシブデザインモードを使う

準備

  • responsive_sample_01という名前でフォルダを作成します。
  • layout_sample_03の完成時のHTML・CSSをそのまま使い、追記・修正します
  • 欠席などにより、layout_sample_03 の完成データがない場合は、授業進行の都合上、下記からデータをダウンロードの上、進めてください。後日、自身でlayout_sample_03を作るようにしてください
  • https://github.com/ngsm-syr/layout_sample_03c

①<head>にviewportの記述があることを確認します。記述がない場合は、追記します。

▼index.html

<head>
  <meta charset="UTF-8">
  <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1">
<!--中略-->

②基本の表示方法をスマートフォンサイズの記述にします

▼style.cssへの追記・修正

main {
  grid-template-columns: 1fr;
・・・

1fr 1fr だった部分を、1frにし、グリッドの列を減らします

/*
.sec01 {
}
.sec02 {
}
.sec03 {
}
*/

.sec01 〜 .sec03 の grid の設定をコメントアウトします

.container {
  grid-template-columns: 1fr;
・・・

1fr 1fr 1fr だった部分を、1fr にし、グリッドの列を減らします

③タブレット(小さめのコンピュータ含む)サイズになったときの記述を追加します。

▼style.cssへの追記(最終行に追加)

/*タブレット用*/
@media all and (min-width: 600px) {
  .container {
    grid-template-columns: 1fr 1fr;
  }
}

④コンピュータサイズになったときの記述を追加します。

▼style.cssへの追記(最終行に追加)

/*コンピュータ用*/
@media all and (min-width: 1025px) {
  main {
    grid-template-columns: 1fr 1fr;
  }

  .sec01 {
    grid-row-start: 1;
    grid-row-end: 2;
    grid-column-start: 1;
    grid-column-end: 2;
  }

  .sec02 {
    grid-row-start: 1;
    grid-row-end: 2;
    grid-column-start: 2;
    grid-column-end: 3;
  }

  .sec03 {
    grid-row-start: 2;
    grid-row-end: 3;
    grid-column-start: 1;
    grid-column-end: 3;
  }

  .container {
    grid-template-columns: 1fr 1fr 1fr;
  }
}

ブレイクポイント

画面の切り替わるポイントです。

コンピュータを基準にした場合、下記のような数値設定になります(数値は例です)

  • コンピュータ 設定なし(1025px以上)
  • タブレット 1024px
  • スマートフォン 599px

メディアクエリ

ある条件を満たした際に有効になる設定の書き方です。レスポンシブデザインの場合は、画面幅を基準に条件を設定します。

モバイルファーストでの作成の場合、スマートフォンサイズ用の設定を最初に記述し、画面サイズが大きい端末用の設定を下に追加していきます。スマートフォン→タブレット→コンピュータの順での記述になります。

全てのmediaタイプ(media all)に対して、min-widthに設定したサイズ以上の場合に { } 内のCSSを適用する、という意味です。

/*スマホ用*/
 
/*タブレット用   600px以上〜*/
@media all and (min-width: 600px) {
 
}
 
/*コンピュータ用   1025px以上〜*/
@media all and (min-width: 1025px) {
 
}

コンピュータ(画面が大きい端末)を基準に作成した場合は、画面サイズが小さい端末用の設定を、下に追加していきます。コンピュータ→タブレット→スマートフォンの順での記述になります。

全てのmediaタイプ(media all)に対して、max-widthに設定したサイズ以下の場合に { } 内のCSSを適用する、という意味です。

/*コンピュータ用*/
 
/*タブレット用 1024px以下〜*/
@media all and (max-width: 1024px) {
 
}
 
/*スマホ用 599px以下〜*/
@media all and (max-width: 599px) {
 
}

【補足】高解像度ディスプレイ(Retinaディスプレイなど)への対応

高解像度ディスプレイでは、表示サイズ分のピクセル数の画像を表示する、例えば、600px×600pxの画像を、画面上のサイズで600pxで表示すると、画像が粗く見えます。

鮮明な画像を表示するには、2倍以上のピクセル数が必要になります。例えば、600px×600pxの画像であれば、300px×300px 以下のサイズでは、鮮明に表示できます。

不必要に大きい画像は、通信を圧迫し、閲覧者に負担をかけます。画像の種類別にデータの形式を使い分け(JPEG、PNGなどの使い分け)、適切なサイズにリサイズし、可能な限り圧縮してデータを軽くすることが望ましいです。

  • squoosh 画像圧縮サービス
  • 画像の種類(Web制作に関する基本用語・技術)

【補足】レスポンシブ画像

img に width: 100%; を指定すれば、画面幅に応じたサイズ変更は可能ですが、小さな画面上で、必要以上に大きな画像を読み込むことになる場合もあります。また、単純な変形だけでは画面幅が狭くなったときに、見づらい画像になってしまう場合もあります。

画面幅に合わせて、別のファイルを読み込むなど、より細かな設定をすることも可能です。下記は、画面幅に合わせてメインビジュアルを差し替える例です。

▼index.htmlへの追記・修正 ※main-visualのimgタグの差し替え

<picture>
  <source media="(max-width: 599px)" srcset="images/square.png">
  <source media="(min-width: 600px)" srcset="images/main-visual.png">
  <img src="images/main-visual.png" alt="メインビジュアル">
</picture>

<picture>:画面サイズに応じた画像を表示させるときに使うタグです

  • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Learn/HTML/Multimedia_and_embedding/Responsive_images

【応用】レスポンシブタイポグラフィ

文字サイズの設定に、pxではなく、remを使って、画面サイズに応じて、文字サイズを変更しやすくします。

rem:HTMLファイル自体の文字サイズを基準にする単位。HTMLの文字サイズは、デフォルトでは16pxのため、2rem = 32px相当です。

header h1 {
  font-size: 2rem;
/*中略*/
}

@media all and (min-width: 1025px) {
  header h1 {
    font-size: 4rem;
  }

/*中略*/

全ての文字サイズをremで設定していると、基準となるhtmlの文字サイズが変わったときに、全体的に文字サイズを変更できます。

html {
  font-size: 10px;
}

上記のようにhtmlの文字サイズを変更すると、remで設定した部分全てに影響します。1rem = 10px になれば、2rem = 20pxになります。

  • 作成例:https://ngsm-syr.github.io/responsive_sample_01a/
  • コード:https://github.com/ngsm-syr/responsive_sample_01a

参考リンク

  • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Learn/CSS/CSS_layout/Responsive_Design
  • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Learn/CSS/CSS_layout/Media_queries
  • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Learn/HTML/Multimedia_and_embedding/Responsive_images
  • https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/HTML/Element/picture

2023-05-31 (Last Modified: 2024-05-22) Category: 資料 Tags:css

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